顔色がパッと明るく見える『ろうけつ染め』

ろうけつ染作家 明石研一さんの展覧会に行ってきました。若い時からアートが好きで、染織をやっていた天国の母。その時からの繋がりで、子供の私までこうして様々なお話を聞かせてもらえることに感謝です。
明石さんは工芸美術日工会評議員でもあり、数々のアート作品を出品される中で、着物もオリジナル制作されています。
ろうけつ染 明石研一さん キモノワールドライフ パーソナル着物スタイリング
アート作品を一堂に見れる機会もそうそう無く、今回も15年ぶりだとか。
それならば!と、銀座での仕事が終わって深夜に銚子方面へ。
ろうけつ染という、描く上での制限が他の染色よりもとても多く、不自由な技法の芸術。
「子供の時に夢中だったものへの記憶、昔感じた強烈な印象が作品のテーマになりやすい。」という明石さんのアート画は、大胆で繊細、心がかよう温もりを感じさせます。
今回は飾られていませんでしたが、明石さんのどこが凄いって、ろうけつ染めの着物がこれまた凄いっ!

5歳若く見える着物色使いの達人

壁画の色使いとは180度違う、鮮やかで透明感のある彩たち。一つ一つの発色はさることながら、明石さんが見極める色の組み合わせは着手を若々しく見せます。
明石研一 ろうけつ染め パーソナル着物スタイリング キモノワールドライフ
その色使いは、独特な色使いで不動の人気を誇る老舗志ま亀級!
凄すぎるのにリアルに手に届くから、またウキウキ感が上昇してしまうのです。
着物や帯に、または持ち物の着物や八掛の一部になど、オリジナリティは尽きません。
「織の着物の裾返しの所にだけデザインを染めたことも。」
これぞ用の美!使ってこそ、身につけ動いてこそ引き立つ美の輝き。
着手と作り手、出会う方をも麗す、心が通いあう着物の芸術は豊かな心を育みますね。
私が着ている訪問着も明石研一さんの作品。
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手元に残っている着物は、お嬢様のために染め上げた訪問着だけだとか。
その代わりに箱に収まりきれないほどの着物染め見本が残っています。
私には宝石が箱から溢れ出しているようにしか見えない!!
この染め見本だけの展示会でも目をキラキラさせる着物女子、相当いると思うのだけれどなぁ。
どなたか着物染め見本で展示会主催してくださる方いらっしゃいましたらお知らせくださいませm(_ _)m

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齋藤優見