琉球展

きもの研究 『琉球展 美の宝庫』六本木 サントリー美術館へ

去年の秋に、着付け士仲間と沖縄染織の旅を計画、工房や作家さんにアポイントメントをとって準備万端の中、まさかの季節外れ台風にキャンセルとなったあの時より、私のの琉球染織工芸への想いはフツフツと大きくなるばかり。

そんな中、和太鼓仲間から琉球展の招待券を頂き、早速仕事終わりに出かけて来ました。

サントリー美術館は「生活の中の美」をテーマに1961年開館から、日本独自の感受性を育ててきた美術品を展示している場所。

今回は400年繁栄した琉球王国の、東アジアにおける大貿易の歴史と共に、王宮等で使われていた調度品、生活を彩って来た珍しい絵画などが展示されています。

沖縄の染織や、陶芸品は一目見て独特なものが多い印象だけれども、琉球王国を築きあげた尚家の調度品、絵画はとても落ち着いていて、独特の琉球美というよりも、中国や東南アジアの雰囲気があり、細かな細工がたくさん施されています。

この時代によくある漆塗りの螺鈿細工、絵画は山水の墨絵や、大和絵のような穏やかさ。

もっと主張の強い調度品が沢山あるのかと思っていただけに、紅型の衣装が異質に南国の華やかさを放っているようにも感じます。
紅型がいかに貴重で、特殊な発展を遂げて来たのか。

また琉球色というと、赤漆の朱色、うこんの黄色などがパっと頭に浮かぶけれど、彩度の高いピンク色がなんとも美しいこと!きっと黄金色の肌にも美しく、初々しさを残しながらも気品と風格を引き立てたのだろうなぁ。

琉球王国時代の紅型は見ているだけでも琉球の気候や繁栄の強さを感じます。

現代に紅型の着物を着るときは、癒しの着物というよりも、ここぞという品格を添えたい時に身にまとうと、紅型の華やぎの効力がより発揮できそうですね。

出かけたこの日は、ちょっとしたレセプションも六本木であったので付け下げです。

沖縄の美、いつか身にまといたいなぁ(^^)

キモノワールドライフ 着付け教室 橋本

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