こんにちは。相模原市橋本の着付け教室・出張訪問着付け&パーソナル着物スタイリングのキモノワールドライフです。
袖付け違い
銀座の着物屋さんに勤めていた頃のこと。
店長さんがたっぷりと衣紋を抜いていて、赤い小衿芯をチラッと見せていたのがなんとも魅惑的だったので、今でも真似をして私も着ています。
衣紋をたっぷり抜くと、実はある問題が…
それは、前袖の身八ツ口の位置。
後ろにかなり引っ張られて、片山がぐっと背中に落ちるので、身八ツ口の位置が上に上がります。
通常は2枚の身八ツ口の袖付け位置は同じだけれども、それだと長襦袢やらの中身が丸見えに！
当時店長に恐る恐る聞いてみると、「袖付け違いにしている」と優しく教えてくれました^_^
前と後ろの袖の付ける位置をずらして仕立ててもらっています。短い方が背中側。
絞りの浴衣で
今回のこの有松絞りの浴衣は『のんキモノん 着物の診療所』の小林薫さんに仕立てて頂きました♪
袖付け違いのおかげでたっぷり抜いても脇ぴったり^_^
ちなみにこれだけ抜いて着るときに愛用しているのは
高島縮みの小衿芯対応肌襦袢。小衿部分は見せて使用するため、私はレースに縫変えています。
写真で見ると柄の位置や出方も素敵に仕上げてくださり感無量！
しかも、この有松絞りの反物は古いものだったために、初めの巻のほうにはヤケがありましたが、仕立て上がって分からない状態に！プロの技は凄い✨ 薫さん、プロの知恵をありがとうございました💖
着心地も良くて絞り独特の伸び縮み感(ストレッチ感に似ているかな)が、立ったり座ったり、動き回る私には快感です♪
ちなみに仕立てのサイズですが、検品したら依頼したサイズよりも1〜1.5cm大きめに仕立て上がってきました。
絞りの浴衣は水通しを依頼しても、自宅洗濯後はそれでも縮むもの。それを考慮して仕立ててくださいました。
8ヶ月の息子ともパチリ💖
ふわふわ の絞りが息子の顔にも優しく、気に入ってくれたみたい^_^
日に日に大きくなり、毎日出来ることが一つづつ増えてきます。子供の学びって凄いですね！
キモノワールドライフ
パーソナル着物スタイリング
齋藤優見
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