特別講座「なぜプロマインドが必要なのかを考える」聖心学園 保育士専門学校にて。

今年も保育専門「聖心学園」にて『社会人としての心得を考える』と題して特別講義を2コマ担当させて頂きました。

こちらの学園に講義のお声を頂いて3年。毎年自分の仕事上で感じることも含めてリアルをお伝えするように心掛けています。

今年から聖心学園では男女共学になったようで、いつもの倍以上の100人を超える生徒さんが真剣に聞き入ってくれました。

プロフェッショナルマインド 幼児教育 社会人の心得講義 着物文化服育

少しでも社会人実戦で直ぐに使える技とアクションを持って帰って頂きたくて、こちらの講義ではたくさんのワークを取り入れています。
うちの着付け教室でも同じだけど、私はその人のライフスタイルの中で直ぐに活用できなければ、いくら熱心にお伝えしても意味がないと考えています。だから理論を噛み砕いて想像できる行動ベースにまで落とし込む!

シチュエーションによって装いをコントロールすることは、思いやりの一つ。

講義は、プロのマインドから入って、最後は装いの心得についてもお話ししました。服育の分野は10代の方々にとっても親近感があるようです。
特に今年はうちの着付け教室で1年半実践した、幼児文化服育のノートを生徒さんからお借りして持参したので、これから保育園や幼稚園で働こうと勉強されている学生さんにとっては刺激的だったようです。
プロフェッショナルマインド 幼児教育 社会人の心得講義 着物文化服育
*写真は許可をいただいて掲載しております。

着物の観点から掘り下げ、今年も以下の「装いのものさし」を全員で考えました。

いつ(時):季節を愛し、
どこで(場所):訪れる場を尊重し、
誰と(人):出会う方々の笑顔を思い、
どんな状況で(状況):場の雰囲気に格を合わせ、または場に華を添え、
自分の立場(環境):自らの立ち位置、関係性を表す

プロフェッショナルマインド 幼児教育 社会人の心得講義 着物文化服育

様々な世界情勢、国の問題など、心を穏やかに保ち難い社会環境の中ではありますが、一人一人のマインドを高く、意思をアクションに落とし込んで、作法によって相手への愛情や敬意を表してもらいたい。そして互いに心豊かになれる社会に、また未来の子供たちが考える力を持って育まれることを願ってやみません。

【この日の着物装い】
マタニティ着物9ヶ月 秋

・着物 柔らかデニム墨色
・帯 ヨーロッパカーテン生地の歯切れ ふくら織
・帯揚げ 縮緬 茶鼠色
・帯揚げ 道明
・草履 カレンブロッソ
・半襟 枯葉の刺繍で秋の演出

10代の方に受け入れやすく、また「マナー講座」といえども堅苦しい緊張したイメージを和らげるために、あえてのデニム地の着物をチョイス。デニムといってもとても柔らかいので、カジュアル感は抑えられる着物です。妊婦9ヶ月にも優しい^_^
狙い通り、学園の先生方、生徒の皆様にも反応の高い装いとなりました。妊婦ということもあって、今年は授業後に着物を触ったり、装いについての質問がとても多かった年でした♪

どの様に装いを工夫をして生徒たち(子供達)との会話を広げるか。その具体例として活躍した装いになれたようです。
マタニティ着物9ヶ月 秋

キモノワールドライフ
パーソナル着物スタイリング
齋藤優見

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キモノワールドライフ 着付け教室 相模原 橋本

令和の今年こそ忘年会・お正月に日本らしい装いで心穏やかに過ごしてみませんか?