こんにちは。相模原市橋本の着付け教室・出張訪問着付け&パーソナル着物スタイリングのキモノワールドライフです。
今週はインフルエンザや風邪で着付け教室のキャンセルが相次ぎましたので、空いた時間を使って気になっていたバルセロナ展へお出かけしてきました。
子供が生まれてから、パパの国(スペイン バルセロナ)の文化や歴史をちゃんと伝えて、日本とカタルーニャの両方に誇りを持ってもらいたいなぁと思っていたので、改めて勉強のつもりで行ってきました。
奇跡の芸術都市バルセロナと言われる所以は…
カタルーニャ州(バルセロナ周辺)はもともと独自の王国として地中海の覇権を握っていたので、その言語、伝統、習慣はスペイン王国と異なるものだった。
歴史上2度にわたる戦争によって地方特権を剥奪されたのにも関わらず、カタルーニャ人の郷土愛が現在のバルセロナの奇跡の芸術を発展させた。
1701年からのスペイン戦争後、1936年のスペイン内戦までの間に、カタルーニャの文芸運動、バルセロナ万博からの建築ブーム、パリの模倣から解放されたカタルーニャ固有のローカルな表現様式などなど多くの芸術が開花する。
カタルーニャから世界に誇る芸術家ピカソ、ミロ、ダリ、ガウディーやムンタネールなどが成長、このバルセロナの都市に世界を変えた芸術作品がたくさん集結することとなる。
着物でバルセロナの各所観光地を巡る時は・・・
バルセロナの観光名所は見た目にもかなりのインパクトなので、その独特な表現に圧倒されるばかりですが、カタルーニャという独特の伝統、不運な歴史からそれぞれの芸術作品を見ると、着物の装い選びにも、この土地独特の知性をそっと加えたくなります。
<グエル別邸 ドラゴンの扉>
ギリシャ神話とカタルーニャ文芸運動から読み取れる郷土愛と知性あふれたドラゴンの扉。ガウディ作。
<カサバトリョ>
内外共に地中海を表現したバトリョ家。ガウディ作。
<グエル公園>
バルセロナを一望できるユートピア。パトロンであるグエルとガウディの夢の理想郷となるはずだった。
独特の芸術の街だからこそ、その意味合いを装いに取り入れた着物で、まるでアートの一部となるかのように出会いを楽しみ、この土地へのリスペクトとしたい。
次にバルセロナへ戻るのは4月頃。
以前とはまた意味合いの重みが変わってきているなぁと感じているところです。私の大好きな土地から、我が子の母国の土地への変化。息子には、粘り強く創造力豊かなバルセロナの多くを吸収してほしいなぁ。
私が愛するバルセロナ、こちらでも着物撮影会企画中です。
バルセロナを着物で散策、名所でモデル撮影、観光ガイド&グルメ付きってワクワクしませんか。
郊外のワインボデガへのツアーや夜のフラメンコなども入れて、カタルーニャ丸ごと楽しむプランなど♪
希望者複数名集まったら決行しようかしら〜。
キモノワールドライフ
パーソナル着物スタイリング
齋藤優見
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