結婚式にはやっぱり、お祝いの品格が高い淡い色目の訪問着。
ホテルの明るい会場に、華やぎを添える立場として、新郎新婦へ祝福を表す色柄はどれにしよう?
着物は準備が一番楽しいと多くの方がおっしゃいますが、本当にそう思います。
意味のある文様、色など、どれとどれを合わせてメッセージを含ませるか。
招待してくださった方との思い出や、祝福の気持ち、これからの幸せを願って、季節に合わせた組み合わせを心を込めて選び、支度をすることって、とても豊かな気持ちにしてくれます。
今回結婚式に夫婦でご招待頂いたのは、「スペイン着物で国際交流ツアー」にもご参加頂き、手作りイベントなどでも共に力を合わせて盛り上げて来た大切な人。
彼女の得意なカルトナージュでリングピローを手作りされました。
→世界を旅するカルトナージュ
披露宴で突如自分の名前が呼ばれて驚いたら、なんとそのリングピローは数年前に私が彼女にもらって頂いた、母の着物生地でした。
一つ一つの出来事をとっても丁寧に繋いでくれたことに大感激です。とても温かく、おもてなしの心がたっぷりのお式でした。
想いが通じ合うととても嬉しいですね。
春の結婚式お呼ばれ カップルコーデ
私は春のピンク地に、四季の草花が染められた、マットテイストな訪問着に、正倉院裂のシルバー帯。一年を通して強い絆で共に歩んでいって欲しい願を込めました。半衿にはヨーロッパレースを片衿だけに忍ばせ、ハンドメイドの温もりを添えて。
洋服の方が多い会場では、着物姿だけが古典的に目立つ組み合わせは避けるようにしています。
カタラン人の主人には、シルバーペイズリーのネクタイに、ピンクの手作りパール花をラペルピンに。
チーフはピンク暈しの帯揚げを使ってカップルカラーに。
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キモノワールドライフ
パーソナル着物スタイリング
齋藤優見