卒業式で着物が示す美しきメッセージ

今年の卒業式は合計32名様のスタイリング着付けをさせて頂きました。

大学卒業式の袴、小学校卒業式の袴、
小中高の先生方の袴式服をはじめ、

着物でご出席されたお母様方からのお礼状によると、
二子玉川地区では四分の一のお母様が
文京区では五分の一のお母様が

調布地区、橋本地区、津久井地区、相模原地区では
3〜4名のお母様が日本の衣装を身にまとい、ハレとケの区切りをしっかりと、ご卒業の儀を迎えていらっしゃったとのこと。

年々増加に戻りつつある着物着用率、みんなが続けなければ消えゆく文化です。

ここ2〜3年、小学生の卒業式に袴を着用する姿が増え、お母様の着物着用率も増えてきていますが、これを禁止する動きも出てきました。

日本の衣装を日本国で禁止するという本末転倒な自体に。

理由は「華美」が挙げられるそうですが、大人の一方的な判断で禁止をする事が果たして小学の最終教育になるのかと、疑問を感じます。

子供と大人が真剣に日本文化と向き合い、私たちの「和」を育む議論をするきっかけに是非してほしいと思います。

卒業式とは何か。華美とは何か。卒業式の袴はどこから来たのか。配慮とは何を示すのか。

そして、全員着物だった時代、一部の裕福な家庭から洋服に変わって行った時代にどんな歴史と議論が日本でされて来たのか。

小学校の集大成の卒業式。是非、自分の意見を持った人生の次のステップへ登って行って欲しいとねがいます。

卒業式着物 キモノワールドライフ 着付け

日本の豊かな知恵、着物姿が示す日本の美しきメッセージ、お一人お一人の着姿で次世代へ継なげていってもらいたい。着物に携わる一人として、切なる願いです。

ご卒業を迎えられた皆様、それを支えるご家族の皆様、誠におめでとうございます。

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キモノワールドライフ
パーソナル着物スタイリング
齋藤優見