こんにちは。相模原市橋本の着付け教室・出張着付け&パーソナル着物スタイリングのキモノワールドライフです。
ここのところ立て続けに海外着物に関してご質問をいただきましたので、ちょっと思うところを綴ろうと思います。
会話下手な人ほど海外で着物が役に立つ
私が海外着物を気にし出したのは、中南米のコスタリカで生活をしていたときのこと。
なぜなら、自分はとてもコミュニケーションに臆病で、言語ができるできないに関わらずなかなか会話を広げることができなかったからです。
ましてやスペイン語圏で”喋るのが趣味”みたいなお国柄の方達との会話は本当に頭痛のするものでした。
外国にいると、初めの会話の内容というのは”あなたのお国のこと”がやはりとっかかりになりますよね?自分の国の文化についてあまり興味を抱かずに日本脱出をした私は、せっかく聞いてきてくれる日本の事にも話を膨らませることができませんでした。
会話が苦手な私がどう克服したか。それが、日本を象徴する和服を身につける事でした。
民族衣装は最高のおもてなし
外国に旅行に行ったとき、どんなことが自分の周りに起こると「この国素敵!」「写真に残したい!」となるでしょうか?
その国らしいイベント、その国らしい装いの方を見かけると心が高鳴りませんか。
コスタリカにいたときに大学のイベントで見せてもらった民族衣装、メキシコを旅行したときに路上で歌ってくれた大きな帽子を被ったマリアッチ、韓国のパーティーでお迎えしてくれたハンボ姿の女性たち、etc…
一緒の空間にいれただけで心がウキウキしたものです。
このような出会いがあるたびに私の口から出た会話のきっかけは、装いについてでした。
「素敵な色ですね」
「いつも大きな帽子を被っているの?」
「チマチョゴリとハンボって何が違うの?」
彼らは”その質問を待っていました!”かのように彼らの素晴らしい文化を誇らしく話してくれました。
外国で着物を着たら会話が広がった
実際自分が着物を外国の地で着始めたらどんな事が起こったか?
それは私が彼らに質問したのと逆の事がたくさん起こり始めました。
着物を着る事で、会話の初めに聞かれる事はだいたい同じ事。このころから自分が知らない日本文化の事などはよく調べるようになり、母国の素晴らしさにも誇りが持てる会話にどんどんと変わっていきました。
私が変えたのは装いだけ
着物を着るだけで会話が続くようになり、語学力まで大幅にUPしました。
『着物を活用したコミュニケーション』という気づきを原点に、ヨーローッパに渡ってから大使館や大手日本企業が企画する行事などにも携わるようになった現在、相互の文化コミュニケーションの重要性をとても感じています。
東京オリンピックが開催される今年2020年、多くの日本人が着物を活用されて、訪日外国人の方が楽しまれたら素敵ですね。
キモノワールドライフ
パーソナル着物スタイリング
齋藤優見
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