【きもの研究】大日本市へ

大日本市 キモノワールドライフ きもの研究

スタイリスト仲間と、日本の手仕事を集めた大日本市へお邪魔してきました。

大日本市はまだ開催2回目の新しい試み展だそうです。

以下ホームページより抜粋。
“使い手の共感と用の幸を目指し、自分たちの価値観を大切にしながら、個性豊かなものづくりに真摯に向き合う少数精鋭の作り手たちが参加。産地の一番星になって、産地を引っ張っていきたい。そんな熱い志を抱く作り手たち”

日本を限らず、手仕事のものは温かみがあり、生活の中にあると心が随所で和みます.

私も実は最近陶器や食卓ものにハマりはじめました。
「食器に手を出すとお金が掛かるぞ〜」と、先輩達に言われました。あ、あぶないっ〜。

大日本市では私欲を抑えつつ、仕事の目で会場をうろうろ。

お客様の和生活にオススメしたい素敵な手仕事が沢山ありました。
はじめにビビっときたのはこちら。

佐賀県の名尾和紙の記念ブック 『PAPER VALLEY』

手漉きの和紙で仕上げられた丁寧でスタイリッシュな記念ブック。記念ブックと言っても、中に入っているのは3枚の紙で、思い出の写真やメッセージなどを入れて思い出に残す箱でした。
大日本市 キモノワールドライフ 佐賀名尾紙 きもの研究

結婚ブック、出産ブック、お誕生日ブックなどありましたが、私の心を打たれたのは成人ブックでした。
20歳になった時の未来への自分へのメッセージや、親からのメッセージを入れて、思い出の写真とともに残しておくブック。そろそろ2回目の成人式を迎えそうな私は、若い時の野望や感謝を見返して、今の自分の背中を押すようなパワーに勇気をもらったので、この商品を見たときにああ、いいなぁ。と

成人式前撮りや、衣装レンタルのこの業界は今は華美に着飾ることばかりが売りに出ていますが、私は成人式の意義を未来の自分や次世代に残して行ける方法を考えています。

だからかな、このアイテムにグッときました。

“20歳の自分からのタイムカプセルを未来に残す。”ってロマンがありますよね。

兵庫県 杉原紙と柿渋の和紙加工 『帋屋』

以前、骨董市でコットンに柿渋を塗った皮のような素材感を見てから、柿渋の普段使いには目をつけている私。
今回も非常に興味深い素材に出会いました。奈良時代から伝わる伝統紙すきの技術で、天下の名紙とも言われた「杉原紙」に柿渋を何度も塗り重ねた素材。見た目はゴツくてワイルド感たっぷり。

 

大日本市 キモノワールドライフ 兵庫県杉原紙 きもの研究

この重厚感は普段着物のおしゃれアイテムにブームを起こす気がします。
何故なら、皮より断然軽いく、紙なのに破れにくく水に強い!手洗いにもアイロンにも対応とのこと。
スタッフのお姉さんに、実際過酷な条件で半年間普段使いしている実物を見せてもらいましたが、色落ちや一定箇所のテカリなどはまったくなし。マットな柔らかさが出て、和紙本来の優しいぬくもりが、ハードではない着物姿にも似合う感じでした。

これから期待大の素材でした。

他にも様々に興味深いものがありましたが、感激度合いを綴っているとものすごく長くなりそうなので少しだけご紹介します。

大日本市 キモノワールドライフ きもの研究

左上:京都の『薫玉堂』さんのフレグランス。日本最古の御香調進所で420年の歴史があります。お香などの他にも現代ライフスタイルに合わせたオイルフレグランスも調香に感激。

右上:滋賀県近江八幡の『西川庄六商店』さんのメタル定規のお扇子。さすが三方よしのお国柄!目の付け所が違います。文具好きな男性、建築や数字関係の男性に、シンプルな着物+小洒落たアイテムでキラリと光る個性を表現してもらいたい一品でした。スタイリッシュでシャレが効いている日本アイテムです。
ついつい、「尺寸も作って!」とお願いしちゃいましたw

左下:福岡県博多の『石村萬盛堂』さんのマシュマロ。着物の装いには関係ないのですが、アバンギャルドなお茶会のお菓子に話題になるだろうなという視点で。お茶目でひねりの効いた銘菓に、一服の席も和みそうではないですかっ。日本にマシュマロの銘菓があったことに驚きで、一票。

右下:兵庫県のコットン播州織の『orit』さん。実は即買いしたいほど惚れた一品でした。興奮しすぎて写真がこれしかない・・。
特にオススメは男性に、です。惚れたのは、二重降りになっていて、美しいグラデーションになっているストールでした。ジャパンブルー、墨色、灰色、茶鼠などシックな色合いが細いコットンの糸が織りなす透け具合で、見事に奥行き間を演出していました。シンプルな男性に着物に、キラリと光るストールだと思います。しかも、脇に朱色のラインが1本入っていて、これまたおしゃれ感UP。私も同様の白のコットン大判ストールを愛用しているので、この肌触りは一押し。

思い浮かぶのはお客様のキモノライフ

アイテムを拝見しながら思い浮かぶのはお客様のキモノライフ。
外国でおもてなしをする機会が多い方もいらっしゃるので、話題になりそうな手仕事の数々に頭もフル回転になります。

着物だけではなく生活用品も提案してるのですか?
と言われそうですが、着物のご相談に乗っていると色々な生活用品や趣味の話にも広がりやすく、その方のライフスタイルにあった物事を提案することも多々出てくるのです。

もちろん私と同じ、物持ちにならないように注意をしながらのお知らせですよ!

でもやっぱりいいものを見るとこぼれ出てしまう、出会いの嬉しさに笑みですね(笑)

大日本市にて

(写真は、今回展覧会に連れて行ってくれたスタイリングを共に勉強した同期たちと。)

実は上写真の左上にあった「薫玉堂」さんのフレグランスに感動のあまり、東京駅の支店にまで移動して購入しちゃいました。
スタイリングの同期がブランディングをお手伝いしていた関係もあり、その過程などは事前に知っていたものの、ここのお香やフレグランスは遊びココロ満載なのです。私が感動してついお財布の紐が緩んだ一品は、「時の香り」というもので、平安時代、室町時代、安土桃山時代、江戸時代、現代の香りが調香されたもので、香りを嗅ぐと、まるでタイムスリップしているような感覚に。

私が手元に招き入れた香りは1594年の安土桃山時代の香り。

大日本市 キモノワールドライフ 薫玉堂 きもの研究

1594年は「薫玉堂」さんが創業した年でもあるそうです。歴史ある京都の移りゆく時代のイメージが香りで表現されています。
フラグランス1594の香りは、南蛮文化や殿様や振興の商品たちのエネルギー溢れる威風堂々とした香りだそうです。
キモノワールドライフの「着付けサロン」エントランスに『時』を感じる香りを添えて、生徒様たちをお迎えしようと思います。

タイムスリップの話題になるかしら♪

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