第一回目は、お申し込み時に質問が多かった、持ち込み短い帯でどうやって今風の多ヒダを作るか、に話題が集まりました。
持ち込みの多い美容室需要ならではの質問だと思います。
見本でお持ちしたのは母の時代s30年代の振袖袋帯。手先の柄が30センチもありません。
長さも、現代結びに対応できる440cmなんてあるはずない…
5枚ヒダ&現場のリアルな時短技に、皆さま必死のノート取りでした。
(この特訓会では、ノート取り、ご自分の作品はその場での写真撮りもして頂けます。)
ご参加者さまの声の中には
「下着、紐がそんなにモデルさんを締め付けているなんて想像もしなかった!」
「帯枕の力の掛け方一つでそんなテコの原理が働くとは!」
「これで補正時間も悩まず早くなりますっ!」
などなど、早くもこの特訓会の効果を実感しています。
0から始める振袖特訓会全15回受付は終了していますが、テクニックを維持・向上させるための7回、3回コースは9/30まで受け付けています。
(目白、上野など、都内でご活躍の『ゆずりは』由起先生と、現場のテクニック、時短方法、実際のクレームになりやすい箇所などをお一人お一人のクセを拝見しながらお伝えしていきます。左:ゆずりは 代表 田中由起先生 右:キモノワールドライフ代表 齋藤優見)
毎週月曜夜19〜21:30 JR横浜線 橋本駅前にて実施中。
着付け技能士実技試験対策3回も同時受付中です。
技術は使わなければ日々退化します
普段着付けをされていない方、ご自身の技術を確認されたい方は是非練習にお越しください。
ご参加者の中には、着付けの国家試験でもある着付け技能士1級取得者の方もいらっしゃいましたが、ご自身の見解を広げてテクニックを維持向上するためにご参加でした。
私達は、毎年技術を維持向上させながら「心地よい、楽しくワクワクする」振袖を着つけてあげられる美容室、着付け士達が増えることを願っています。
悲しいことに現場の成人式の振袖レンタル会社やフォトスタジオでのパック当日お支度は、ご成人の方々を流れ作業のベルトにのっとって作業をこなすシステムとなっています。
私達は、各地域の美容室が着付けの技術を維持向上させつづけ、お客様との信頼関係の中で、人生の特別な成人の日を心から祝福してあげられる場所になってほしいと思っています。
人と人との関係を大切に想う美容室だからこそ、大人になるけじめやこれまでの感謝をご本人さまにも感じて頂けるのではないでしょうか?
日本の伝統文化や大切な心を引き継ぐ場所、日本の美容師、着付け士はそのきっかけを創るこの国ならではのビューティー財産になってもらいたいと心から願っています。
(皆様の技術のクセや、多い手違い、向上できそうなところは参加者全員で共有できるように書き出し、その場で解決していって頂きます。)
今の技術に甘んじることなく、様々な現場で動き続けるリアルな技術向上を是非この特訓会で毎年更新していただければと思います。
9/30まで振袖特訓会7回、3回コースのお問い合わせをお待ちしております。
詳しい日程、料金、持ち物はこちらからどうぞ。
レッスン風景まとめています!以下リンクからご覧下さい。
『美容師・着付け技能士のための振袖特訓会』